赤堀です。
今回は、「NT思考」です。
私たちは、メンタル性を高める目的でNT思考を習得して
人生に活用します。
まずは、感情の発生経路から見ていきましょう。
認知→思考→感情が生まれます。
人は自分が認識したことを事実であると思い込んでいますが、
必ずしもそのことが真実だとは限りません。
それは、認知には偏りがあるからです。
人には全てについて見えていない部分(盲点)があり、
人が見えているものは99%が真実とは異なるものである
と言われています。
欠乏感からは物事のマイナス面ばかりが見えていて、
プラス面を認知できていません。
視点を変えるとプラス面も見えてきてマイナス面の感情が
消えています。
量子力学的な見方をすると、「プラスでもマイナスでもあり、
どちらでもない状態」になります。
私たちがプラスあるいはマイナスと認知した瞬間に
価値が付けられます。
偏って見えていない部分も見ていくと、偏りが減って
きてマイナスが消えます。
NT(ニュートラル)思考でない世界というのは、
例えば、誰かのことを「いいな」と思って崇めたてまつることで、
誰かの価値観で自分自身をジャッジしてしまうことになります。
すると、自分と他人の能力を比較して自己卑下したり、自己批判
をしてしまうことにつながります。
あるいは、自分の価値観で他人をジャッジしてしまうことも
あります。相手を見下したり、批判や批評をして上から目線
で見下してしまいます。
このように自己批判して自分をジャッジしてしまう人は、
必ず他人をジャッジしてしまいます。
すると感情が忙しくなり混沌とした悩みが多い世界に
入ってしまい、生きづらさにつながります。
混沌とした世界に自分を置くとエネルギーが無駄なことに
使われてしまい、実力が発揮できません。
このような混沌とした世界から逃れるには、メンタル性を
向上させる必要があります。
つまり、NT(ニュートラル)思考を身につけることです。
宇宙には秩序というものがあります。
ニュートラルに向かうということは、秩序だった世界に
向かうことです。
NT思考に向かうと基準にしていた相対的ものさしが消えて、
相対的に人を見ないで絶対的に人を見るようになるので、
混沌の世界にある悩みがなくなるのです。
*「比較的」は「ひかくてき」と読みます。 「比較的」の意味は
「他の同種のものや一般的な標準と比べて考えると」です。
例えば、「比較的簡単だ」という使い方をすると
「一般的な基準よりも簡単だ」という意味になります。
「絶対的」の意味は「他の何物とも比べようもない状態・存在であること」です。
「絶対」とは、「比較や対立を超えた存在である」ということを表した言葉です。
例えば、「絶対的な存在」というのは「神のような比較対象がいない
圧倒的な存在」というような意味です。
秩序だった世界が真実であり、認知の偏りで見えている
世界が混沌とした世界です。なので、真実が見えません。
マイナスの認知にプラスの認知が加わると、ニュートラルに
近づいて、秩序だった世界に入ります。ここで真実に近い
ものが見えてきます。
自然物理の法則では、秩序から混沌へと流れますが、
私たち人間は混沌から秩序に向かうことができます。
物事のプラスとマイナスを認知すると一つ先の意識の
次元にいきます。
そこでは、プラス(支援)とマイナス(試練)が常に発生
していて、自分が同量であることを認知するかどうかに
かかっています。
一つ先の次元でまた物事のプラスとマイナスを認知すると
さらにまた一つ先の意識次元にいきます。
一度プラスとマイナスを認知できた次元では、その後
感情を揺さぶれることがなくなります。
不快(マイナス)ばかりを感じると、快(プラス)を求めて
しまいます。すると揺さぶられ続けてしまいます。
なぜなら、プラスやポジティブばかりを求めているという
ことは、その次元から次の意識次元に移れないことだからです。
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一度物事のプラスとマイナスを認知すると一つ先の意識次元
にいくと、次の次元でマイナス現象があった時「次の次元に行くための
試練なんだな」と感じることができ、チャレンジと捉えて乗り越えることが
できます。
価値観に沿った生き方をしていると、試練は困難ではなく
チャレンジと見えて、楽しく乗り越えることができます。
価値観がずれていると、試練がただの辛いこと苦しいこと、
困難なことだと思えて「こんなのは嫌だな」と感じて
コンフォートゾーン(快適ゾーン)に留まりたくなります。
恐れを抱いている状態、無理に恐れを克服してコンフォートゾーン
から抜けて、物事をやらなければいけないのは価値観に沿った生き方が
できていない証拠です。
価値観に沿った生き方でないと次の次元に行くことができません。
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NT思考のまとめ
人はニュートラル(愛と感謝の状態)にいる時、穏やかな
幸せを感じます。
本質を発揮でき、直観が研ぎ澄まされます。
ベースをNTにすることで、日々の生活の中で
プラスやマイナスにずれてもNTに戻り、
出来るだけ長く留まることです。
NTにいて本質を発揮することで自分も幸せになり、
他人も幸せにできます。
人は、マイナスにいるときには本能や危険を感じて
行動します。
プラスにいるときは、プラスを追い求める衝動から
欲望を満たします。
NTにいるときは、直観が研ぎ澄まされ愛からの
行動ができます。
ですので、そのひらめきが直観かどうかを判断するとき、
愛があるかどうかが判断基準となります。